1月に見た映画をざっくりレビュー

1周間に一回更新できたらなと、こんなブログタイトルにしたわけですが、仕事とプライベートも多忙で1月は更新できずじまいという体たらくっぷり。

1月に劇場で鑑賞した作品をざっくりレビューしていきたいと思います。

 

『96時間/レクイエム』

f:id:northbnk:20150201234516p:plain

新年一発目は『96時間/レクイエム』。監督は前作に引き続きオリヴィエ・メガトン。チャカチャカカットを切り替えていくウザさは健在なものの、1作目の良さを踏襲した作りは良かったので3作目も期待していたが、109分という上映時間と、奥さんのレノーアが死ぬという予告編を見て嫌な予感を抱えたまま映画館へ。

当初、シリーズ最終章という触れ込みだったので、どんな”子離れ”を見せてくれるのかと想像をふくらませていた。序盤、キムの妊娠が発覚したりと、「お、わかってるな。そうそう、子離れだよね。」と、いい気分だったのだけど、話が進むにつれて変な方向へ。

結果、96時間シリーズをぶっ壊した挙句に映画としても真っ当な駄作でした。あんなに娘を異常に溺愛しているブライアンが娘に下剤を盛るなんて…。

 

シン・シティ 復讐の女神』

f:id:northbnk:20150202000905j:plain

シン・シティ 復讐の女神』は前作の公開から10年近く経っているんだけど、数年前の作品の続編のように感じる出来だった。ここはやはり白黒のメリットなのかな。

話は相変わらず中身が無いんだけど、格好いい画のサンプリング感が良い。誰が一番強いんだろうかと考えたり、あいつとあいつが戦ったらどっちが勝つんだとか妄想してしまう。中二心がくすぐられる作品。

 

『トラッシュ!』

f:id:northbnk:20150201235955j:plain

3人の子役達がとても良かった。作品を通しての成長や友情の芽生えがスクリーンを通して見て取れる。ボーンシリーズばりの追跡劇。

良い話ではあるんだけど、肝心要のジョゼ・アンジェロの暗号の目的が描かれないし、行動原理が不明確なので子どもたちの奇跡を起こすためだけの要素にしかなっていない。娘の命を危険に晒してまで暴露しようとしているのに、拾った誰かが”奇跡”を起こしてくれることに期待をしすぎなんだよね。

子ども達を追う悪徳警官の異物感(原作にはいない?)が半端なかったです。結局この辺も子ども達の奇跡を引き立てるだけのものにしかなっていないんですよね。少しだけでも人物を描いたほうがよかったんじゃ…。

 

『ジャッジ 裁かれる判事』

f:id:northbnk:20150202001527j:plain

法廷サスペンスだと思って見に行ったら、家族ドラマだった。今の時代に珍しく"強い父"を描いた作品。かなり良かった。公開中にできればもう一度見たい。

 

『ビッグ・アイズ』

f:id:northbnk:20150202001950p:plain

意外と良かった。ティム・バートンぽくない雰囲気だけど、色使いとかティム・バートン印ももちろん健在。実話なので仕方ないのかもしれないけど、お話にあまり引き込まれなかった。

近年漂っていたティム・バート作品のマンネリ感の脱却を図ろうとしてのこの雰囲気なのかな。けど、この主演二人の演技が近年マンネリ化している気がしてあまり効果が感じられなかった。

 

 

こんな感じ。見た中では『ジャッジ 裁かれる判事』が一番良かったかな。『薄氷の殺人』は見たかった。

来月はちゃんと毎週更新したい。